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下肢(足)の痛みについて

こんにちは。

10月に入りました。

朝晩は少しずつ寒くなってきていますね。

日中はまだまだ暑い日もありますが、気温の差で体調を崩されないように

無理せずお過ごし下さいね。

本日は下肢(足)の痛みについてです。

足と一言で言っても、足指や膝、太ももなど人それぞれ様々な痛みがあります。

今回は7-NaNa-鍼灸院川西院で特に多い症状をメインに

詳しく症状やオススメのツボをご説明致します。

下肢の痛み

筋肉の炎症や外傷、骨や腱の損傷、血管の異常など、下肢の痛みの原因は多くあります。
また、仮に大腿部に痛みが出た場合、付随して膝や下腿部などにも痛みや痺れがでる場合が多くあります。
さらには右足を痛めた場合でも、歩く際に左足が右足をカバーして歩くので
左足まで痛めてしまう場合もあります。
下肢の痛み(筋肉の炎症)は鍼灸治療で痛みの軽減や症状の改善が可能です。

●大腿部(太もも)

・腰椎椎間板ヘルニア・腰椎分離症・腰椎すべり症・腰部脊柱管狭窄症・肉離れ・ロコモティブ症候群など

特に多い症状
〈腰部脊柱管狭窄症〉
背骨は、椎骨と、それをつなぐ椎間板や黄色靭帯などで構成されており、その内側には脊髄の神経が通る「脊柱管」があります。
脊柱管狭窄症とは、その脊柱管が狭くなる病気です。
〈腰椎椎間板ヘルニア〉
椎間板ヘルニアとは、背骨の骨と骨の間にある椎間板というものの一部が飛び出して神経に当たり
腰や殿部に痛み、しびれなどの症状が出る病気です。

大腿部にあるツボ
・殷門(いんもん)太ももの裏側のほぼ真ん中、殿溝の下方6寸(約18センチ)
・風市(ふうし)直立して腕を下垂し、手掌を大腿部に付けたとき、中指の先端があたる所

●膝

・変形性膝関節症・膝半月板損傷・オスグッドシュラッター病・膝蓋腱炎(ジャンパーズニー) ・膝関節靭帯損傷・鵞足炎・ロコモティブ症候群など

特に多い症状
〈半月板損傷〉
半月板は膝関節の大腿骨と脛骨の間にある線維軟骨です。内側と外側のそれぞれにあり、膝にかかる荷重を分散したり、衝撃を吸収したりする働きを持っています。
その半月板に激しいスポーツなどの負荷などが原因で亀裂が生じたり、欠けたりした状態です。
若年者から高齢者まで発症し、慢性化すると変形性膝関節症を引き起こす可能性もあります。
〈変形性膝関節症〉
変形性膝関節症とは、関節のクッションである軟骨が加齢や筋肉量の低下などによりすり減って、痛みが生じる病気です。
軟骨がすり減った分、膝関節の骨と骨のすき間が狭くなって内側の骨があらわになり、
骨のへりにトゲのような突起物ができたり、骨が変形したりします。
また、関節をおおっている関節包と呼ばれる繊維膜の内側に炎症が起こるため、黄色味がかった粘り気のある液体が分泌され、いわゆる「膝に水がたまった」状態になります。

膝にあるツボ
・委中(いちゅう)膝窩横紋の真ん中
・犢鼻(とくび)膝の皿の真下の少しくぼんだ所より外側に行った所

●下腿部(ふくらはぎ)

・腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニア・肉離れ・こむら返り・静脈瘤・ロコモティブ症候群など

特に多い症状
〈こむら返り〉
「つる」とは、足や手などの筋肉が伸縮バランスを崩してしまうことで、異常な収縮を起こし、元に戻らない状態をいいます。
一般的に、急に体を動かしたときに起こりやすい症状ですが、栄養不足や水分不足、冷え、熱中症、急激な寒暖差が原因で起きることがあります。
〈静脈瘤〉
足の静脈の中の血液が心臓に戻るには、重力に逆らって上昇しなければなりません。
歩くことで「ふくらはぎの筋肉」が収縮して静脈の中の血液を押し上げ、途中にある「静脈弁」が下に逆流しないように支えています。
筋肉のポンプ作用が落ちたり、弁の機能が悪くなったりすると、
静脈内に血液がたまり、静脈の壁にかかる圧力(静脈圧)が高くなります。
静脈の壁はそんなに強くはありませんので、伸びたり、曲がったり、膨れたりして静脈瘤となってしまいます。

下腿部にあるツボ
・承山(しょうざん)腓腹筋とアキレス腱の移行部
・承筋(しょうきん)腓腹筋の両筋腹の間

●足(指、甲、裏)

足は、地面に力を与える事により立つ・歩く・走る・ジャンプし着地した衝撃を吸収する役割を担っています。
踵の高いハイヒールを履いたり、加齢による筋力低下が原因となって関節が変形します。
それに伴い腱や関節の炎症、末梢神経の圧迫が原因で痛みを生じます。

・足関節捻挫・足底筋膜炎・外反母趾・アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎・ロコモティブ症候群・第5中足骨骨折など

特に多い症状
〈足底筋膜炎〉
足底腱膜炎とも呼ばれる疾患で、足裏のかかとから足指の付け根をつなぐ線維(足底腱膜)が炎症を起こして、痛みが生じます。
マラソンやハイキング・長時間の立ち仕事によって土踏まずに負担がかかることで、クッション機能が低下し、足底腱膜が炎症を起こし傷ができます。
〈外反母趾〉
外反母趾とは、足の親指(母趾)が小指側に曲がり、「く」の字のように変形し、母趾の付け根の腫れや痛みのために、靴を履いての歩行に支障をきたす状態をいいます。さらに悪くなると、足の裏に胼胝(タコ)ができたり、母趾が第2趾の下にもぐりこんだりすることもあります。

足にあるツボ
・太衝(たいしょう)足の親指と人差し指の骨が交差するところの前の、凹んだ所
・足臨泣(あしりんきゅう)足の甲の薬指と小指の間から、足首の方へ約3㎝たどったところにあるくぼみ



7-NaNa-鍼灸院川西院ではこれらのツボを用いて施術を行ないます。
症状によって電気鍼やお灸などを使用して痛みの軽減を目指します。
生きていくうえで下肢に痛みがあると、行くところも制限されてしまいとても不便です。
少し痛み、違和感でも大きな症状に繋がっていきますので
おかしいなと感じたらいつでもご連絡下さい。
女性鍼灸師が在駐しておりますので気軽にお問い合わせお待ちしておりますね。