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においの効果「アロマセラピー」

こんにちは。

少しずつ夏の暑さを感じるようになりましたね。

体調管理も重要になってくるこの時期、今回は”におい”についてお話をさせていただこうと思います。

においは私たちにさまざまな影響を与え、上手く生活に取り入れることで心や身体の健康の維持へとつながり、集中力を高めたり、緊張を和らげてくれたりと、多くのシーンで役立てることができます。

ここでは、アロマセラピーを使って効果的に日常に取り入れる方法についてご紹介します。

(1)アロマセラピーの効果

 アロマセラピーとは「植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを穏やかにし、健康や美容に役立てていく自然療法」と定義されています。
自然療法とは、人間が本来持っている自然治癒力を高めることにより、病気を未然に防ぐ、治癒を促す、体質を改善するなどの健康の維持、増進を図ることを意味します。
植物が持っている香りを、心身の癒しに役立てようという考えは、数千年前からありました。
20世紀初頭に「アロマセラピー」という言葉が登場し、精油やアロマセラピーの研究が進んだ現在では、美容、健康の増進、リラクゼーション、スポーツ、介護や医療、予防医学などでも活用されています。
 香りの刺激は、集中力を高めたり、鎮静効果をもたらしたりします。ほかにも免疫力に関係するNK細胞が活性化したり、女性ホルモンのエストロゲンが増加したり、月経不順が整ったり、メラニン産生を抑制したり、多くの身体への効果が報告されています。


代表的な精油とその作用

●ラベンダー
ラベンダーの香りには鎮静作用があり、ストレスで緊張した心と体をリラックスさせる効果があります。
優しい香りでスキンケアにも用いることができます。
また、鎮痛作用もあり、頭痛や胃痛、月経痛などの痛みを鎮めてくれます。
鎮静、安眠効果を期待するのならば、就寝30分前くらいから、寝室で香りを広げておくのがおすすめです。

●ペパーミント
ペパーミントの香りは、すっきりした清涼感が特徴です。
優れたリフレッシュ作用を持ち、ストレスや神経疲労を和らげて眠気を抑えてくれます。
また、抗菌作用もあるため、風邪ぎみのときなどにはティッシュペーパーにペパーミントの精油を数滴垂らして吸入したり、ぬるま湯に垂らして蒸気を吸入すると効果的です。
鼻詰まりや喉の痛みなどに対して、呼吸のコンディションを向上させる働きがあります。
花粉症などアレルギーの症状が出やすい春先にもおすすめです。さらに消化器系の調子を整える作用もあり、胃もたれや食欲不振、消化不良、下痢、腹痛などの際に用いると効果的です。
冷却効果と加温効果の両方があり、解熱や筋肉痛緩和などにも利用されます。
 また、仕事の能率が上がらないと感じたら、ペパーミントとレモンをブレンドした香りを嗅いでみるのもおすすめです。頭がクリアになり、仕事や勉強がはかどります。またドライブの眠気覚ましにもぴったりです。
 ティッシュペーパーなどにペパーミントの精油を垂らして部屋の四隅に置いておくと、蚊やハエなどの虫よけ、ゴキブリ、アリ、ネズミなどを寄せ付けない効果があるともいわれています。
さらにティーツリー(フトモモ科の常緑植物)やユーカリと組み合わせると殺菌効果が増します。

●グレープフルーツ
グレープフルーツの香りは、交感神経を活性化することで、脂肪の分解や燃焼を促進します。
また、消化器系の働きを正常化させ、食べすぎの傾向がある人には食欲を程よく調整できる働きがあります。
さらに、血流を促進させ、うっ滞除去作用もあるため、血液やリンパの循環を促進し、体内の水分の滞りを改善します。

(2)アロマセラピーの楽しみ方

ここからは、精油を使ったアロマセラピーの楽しみ方をご紹介します。

●芳香浴
精油を拡散して楽しむ方法です。
ティッシュペーパーやハンカチに精油を1~2滴落として枕元などに置きます。アロマポットやディフューザーなどの専用器具を使う方法もあります。

●沐浴
精油を入れたお湯に全身または一部を浸ける方法です。
浴槽にお湯をはり、精油を落としてよくかき混ぜます。精油の目安は全身浴5滴、半身・手浴・足浴は1~3滴。
お肌に刺激を感じる場合は直ちに洗い流すようにしましょう。

●吸入
精油を鼻や口から吸入することで、呼吸器の不調を緩和します。
コップに入れたお湯に精油を1~3滴落とし、立ち上がる香りの湯気を、目を閉じて吸い込みます。飲まないように注意してください。

●湿布
洗面器にお湯または水を入れ、精油を1~3滴落とします。タオルを2つ折りにして中央をたるませ、お湯または水に浸します。精油を含む面が内側になるように折りたたんでから軽くしぼり、湿布する部分にあてます。
精油は水に溶けにくいので、精油が皮膚に直接触れないようにし、湿布する時間の長さにも気をつけましょう。また、目の周りや皮膚の弱いところへの使用は控えましょう。

●トリートメント
精油を希釈したトリートメントオイルを身体や顔に塗布する方法です。
植物性のオイルをベースに、精油を1%以下の濃度になるように混ぜたトリートメントオイルをベースに、精油を1%以下の濃度になるように混ぜたトリートメントオイルを肌に優しく塗布します。
顔の場合は0.5%以下の濃度が目安となります。
リラクゼーション、保湿、血行促進、筋肉の凝りを和らげるなどの効果を期待できます。
※使用する前に、アレルギーの有無のテストを行うようにしましょう。

~ツボの紹介~
鼻詰まりに利くツボ

「清明(せいめい)」は鼻の付け根の両脇、「迎香(げいこう)」は小鼻の左右の膨らみの脇を指します。

押し方は左右の人差し指同士を30回程度こすり合わせて温めてから、鼻筋の両側を清明から迎香まで上下にさすります。清明を親指と人差し指をあててつまむようにしながら押し揉んだり、迎香を鼻の両側から挟むように押しても効果的です。
「鼻通(びつう)」は左右の小鼻の上鼻骨の両脇部分を鼻骨に沿って上下にマッサージします。

手の甲の親指と人差し指の骨が交わるところの少し上に「合谷(ごうこく)」というツボがあります。このツボは鼻詰まりだけでなく、肩こり、めまい、便秘、下痢、生理痛、歯痛などのいろいろな症状に効く万能なツボです。少し強めに揉みほぐすのがオススメです。


7-NaNa-鍼灸院川西院では、これ以外にもたくさんのツボを
患者様のお悩みに合わせて刺激し、お身体の改善のお手伝いをしております。
肩凝り、腰痛だけでなく、原因のわからない不調がある場合もぜひお気軽にお問い合わせ下さい。